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「polyphonic」とは音楽用語で「多声的に」という意味。 どこかにありそうな、けれどどこにも存在しない「街」を舞台に 幾人もの登場人物が織りなす「関係」の物語です。 「Polyphonic」本編は2001年、そのほかは以降順次に書き足しました。 大きくいえば、「ファンタジーっぽくないファンタジー」。 家置きの電話はあるけど携帯はない世界です。 ******************************************************************* 音楽家たち ■宵司 (ようじ) ナイトクラブの店主であり、ピアニスト。 旧オペラ座の建物を買い取り、ナイトクラブに改装。 舞台下=奈落にピアノを据え、隠遁生活を営んでいる。 ■羅紗 (らしゃ) 宵司のピアノを手入れしている調律師。 宵司の地下生活の秘密を守り続けてきた協働者であり、最も信頼のおける親友。 ■冬也 (とうや) ヴァイオリニスト。アイリッシュのハーフで、10代を彼の地で過ごす。 作曲者・演奏者として宵司と関わりを持つ。 おまけに言うと、美形らしい。 ******************************************************************* 恋人たち ■葉月 (はづき) ナイトクラブの常連客であり、羅紗の恋人。 親がなく、幼い頃はみやびちゃん家に引き取られ姉妹同然に育った。 現在は単館映画館「undercroft」を経営している。 ■みやびちゃん 葉月の親友。とても美しく、それゆえに不幸。 哲学者のテオドールと結婚するも、夫がはつかねずみになってしまう。 宵司と愛人関係にある。 ******************************************************************* 大人たち ■ブランカ 洋服店兼カフェ「blanca」のオーナー。 白い皮膚と白い髪を持つアルビノで 素晴らしく腕の良い服飾デザイナー。 おまけに言うと、バイらしい。 ■はつかねずみ(テオドール/テオ) 見た目は小さなねずみだが、その正体は 名高い哲学者、テオドール・スタッテンベルク、通称テオ。 みやびちゃんに一目惚れして妻に迎えるが ある朝目覚めると、はつかねずみに変貌してしまうという悲劇に見舞われる。 ■レナード・バーンスタイン 通称レニー。 指揮者・作曲家であり、はつかねずみテオドールの親友。 …札幌に所縁のある方なので名前を借りましたが、 実在の本人には、当然まったく、関係ありません。 「Polyphonic」本編へ |
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